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男の「外見」コーチング / 三好 凛佳

2009/06/06

仕事柄、スーツはあまり着ないんだけど、
スーツを着る上での常識を知っておきたくて読んでみた。

本を読み終わって、通勤が少し楽しくなった。
平日の何気ないスーツ姿のサラリーマンを見ると、
何気なくこの人のジャケットがどうだ、
靴がどうだとあれこれチェックするようになります。

以下、覚えておきたい点を中心にメモ。

■スーツの選び方

・素材はウールなどの天然素材のものを

・色は、「ネイビー」と「グレー」の二色であれば、ビジネスに最適。
 グレーであれば、チャコールグレーなどのダークな色が基本。

・スーツのサイズチェックリスト
  - 上着のボタンを留めて、こぶしが一つ入る程度のゆとりがあるか
  - 襟がクビ周りにフィットしているか。また、後ろ襟が首に沿っているか。
  - 後ろ姿で、肩周りに縦シワや横シワが入っていないか
  - 電車のつり革につかまる程度に腕を上げても、
   身頃が上にあがりすぎたり、襟が首にかぶったりしないか
  - 脇の下に手をいれて、少し余裕があるか(多少きつく感じる程度でOK)
  - 上着を着たままイスに座って、靴ひもを結ぶ姿勢でも
   余分な負担がかかったり、上着自体が上がりすぎたりしないか

・シワが教えてくれること
 ⇒サイズが大きいところには縦にシワが入り、
  逆にサイズが小さいところには横にシワが入る

・着丈は、ヒップがちょうど隠れる程度に

・横から見たときの背中が描くS字のカーブを大切に。
 直線的な形が多いスーツ姿の中で、背中は唯一大きい曲線が描かれる場所。

・裾の折り返しは、シングルの方がよりフォーマル度が上がる。

・「SUPER100'S」などの表示は、糸の太さを表す。
 耐久性を考えるなら、SUPER80'S程度が良い。
 高級感を出すなら、SUPER120'S前後で、素材の光沢を楽しむことができる。

■スーツの着方
・ボタンを外して大丈夫なのは座っているときだけ。
 歩いているときや立っているときはボタンを留めるのがルール。

・ポケットには極力モノは入れない。

・フラップ(雨ぶた)は、外出時は外に出すべき。
 少し改まった席では、フラップを内側に入れると、フォーマル度が上がる。
 (タキシードなどのフォーマルな服装にはフラップはついていないことにならう)

・パンツのクリースには、パンツを立体的に見せ、脚のラインを長くキレイに見せる効果がある

・ゴージライン(上襟と下襟(ラペル)の境目の線)が、
 シャツの襟の線と重ならず、襟の中間に位置するとバランスがよい

・2ボタンスーツの場合は、Vゾーンが縦に長くなるので、レギュラーカラーのシャツが良い。
 3ボタンスーツの場合は、Vゾーンが狭くなるので、
 ワイドスプレッドやセミワイドスプレッドのシャツが合う。

・肩にベルトをかけてバッグを持つのはNG

■その他
・シャツのサイズ表記(例:41-83cm)の意味は、「ネックサイズ」と「裄丈」。
 「裄丈」とは、後ろ首の付け根の中心から肩先を通り、手首のくるぶしまでの長さのこと。
 ジャストサイズは、「ネックサイズ」は実寸+2cm、「裄丈」は実寸+2~4cm。
 
・ネクタイの標準的な巻き方4種類
  - プレーンノット
  - ダブルノット
  - セミウィンザーノット
  - ウィンザーノット

・ネクタイの柄は、正式なビジネスシーンでは「無地」「小紋柄」「水玉」がよい。

・ハンカチもシャツやネクタイの色と合わせるとベター。

・ポケットチーフは、TVフォールドとトライアングラーがシンプルで基本。
 http://www.sitateya.jp/newpage18.html

・眼鏡は、顔の形に合わせてフレームを選ぶ。
  直線的で輪郭が四角い顔立ちの人 ⇒四角い形のフレーム
       眉が曲線的え面長の人 ⇒横長の丸いもの

・クリーニングに出すと、スーツの素材にダメージを与えてしまうのでできるだけ避けるべき。

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