48JIGEN *Reloaded*

日経BPムック 仕事ができる人の 実践 言葉力

2008/04/22

記憶に残った部分をメモ。

・会話の要諦とは(鴨下信一氏)
  - 相手に親切であること。相手を楽しませて、愉快な気持ちのまま会話を終えること

・声のパワーを増幅させるには(唐澤理恵氏)
  - 声を出す時には相手の鼓膜だけでなく、体全部を揺さぶるという意識を持つこと

・説得力のある言葉を使う(中山マコト氏)  
  - 人の言葉を借りて客観性を持たせる
   ⇒「○○でした」より「一緒にいた友人が○○と言っていました」
  - 物語の力を利用する
   ⇒「おいしいお茶」より「日本人が好む味を研究して350年の老舗メーカーがプロデュースしたお茶」
  - 相手にとってのメリットを先に話し信頼を得る
   ⇒「1割割引ます」より
    「ご希望の条件ですと他社の製品が安くて手軽かもしれません。
     しかし弊社の製品をお使いいただければ~(付加価値の説明)」
     
 ※物が売れない原因は、使う言葉が悪いから。
  ↓
  商品やサービスを薦める際に、どんなに言葉を並べても、相手の購買意欲が下がる一方ということが時にある。
  それは、売り手にとって魅力的だと思える言葉ばかりを発して、
  相手が求めている情報とは違うことを伝えてしまっているからだ。
 
 ※物語の力。
  品質や性能といったスペック面での優位性だけでなく、
  それを手に入れたらどんなメリットがあるのか、
  「未来の物語」をうまく伝えられれば相手の心をがっちりとつかむことができる。
   ↓
  例えば大画面テレビを売るときにも、画素数が高く画像がキレイと説明するより、
  「購入された方が、家族が一つになれるテレビだとおっしゃっていました」
  と言った方が相手は商品の良さや魅力を感じ取りやすくなる。

・”かわいい奴”と思わせる言葉術
  - 飲み会で帰りたい時
   ×「明日早いので今夜はもう帰ります」
   ○「今日は本当にありがとうございました。楽しかったです。またいろいろお話聞かせてください。それでは!」

・構成は「結・承・転・提」
   - 短い文書は「結・提」

・漢字を必要以上に増やさない。
 ⇒意味がとりやすくなるように工夫する
  - 「資料を下さい」、「英語を教えてください」
  - 「上司の指示に従う」、「したがって、終了とします」
  - 「受付は会場で致します」、「失礼いたします」
  - 「国家主権の及ぶ範囲」、「国内および国外の各社」
  - 「事と次第によっては」、「変更することがある」

・間違った言い回しに気をつける
  - ×ご一緒します
   ○お供します
  - ×お申し出ください
   ○お申し付けください
  - ×お休みさせてください
   ○休ませていただきたいのですが

・自分で文章力を磨くための工夫(板野博行氏)
  - できあがった文章に何かが欠けていると考えて、一言足してみる。
   例えば以下の観点で。
     - 読み手が不快に感じる
     - 空気が読めていない
     - 伝わらない
     - 誤解を招く
     - 内容が欠けている

このエントリーをはてなブックマークに追加

Related Posts

プレジデント 2008 3.17号 「売れる営業」の科学

ビジネスマンのための「発見力」養成講座 / 小宮 一慶

最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術 / 泉 正人

 

about me

@remore is a software engineer, weekend contrabassist, and occasional public speaker. Read more