日経BPムック 仕事ができる人の 実践 言葉力
2008/04/22
記憶に残った部分をメモ。
・会話の要諦とは(鴨下信一氏)
- 相手に親切であること。相手を楽しませて、愉快な気持ちのまま会話を終えること
・声のパワーを増幅させるには(唐澤理恵氏)
- 声を出す時には相手の鼓膜だけでなく、体全部を揺さぶるという意識を持つこと
・説得力のある言葉を使う(中山マコト氏)
- 人の言葉を借りて客観性を持たせる
⇒「○○でした」より「一緒にいた友人が○○と言っていました」
- 物語の力を利用する
⇒「おいしいお茶」より「日本人が好む味を研究して350年の老舗メーカーがプロデュースしたお茶」
- 相手にとってのメリットを先に話し信頼を得る
⇒「1割割引ます」より
「ご希望の条件ですと他社の製品が安くて手軽かもしれません。
しかし弊社の製品をお使いいただければ~(付加価値の説明)」
※物が売れない原因は、使う言葉が悪いから。
↓
商品やサービスを薦める際に、どんなに言葉を並べても、相手の購買意欲が下がる一方ということが時にある。
それは、売り手にとって魅力的だと思える言葉ばかりを発して、
相手が求めている情報とは違うことを伝えてしまっているからだ。
※物語の力。
品質や性能といったスペック面での優位性だけでなく、
それを手に入れたらどんなメリットがあるのか、
「未来の物語」をうまく伝えられれば相手の心をがっちりとつかむことができる。
↓
例えば大画面テレビを売るときにも、画素数が高く画像がキレイと説明するより、
「購入された方が、家族が一つになれるテレビだとおっしゃっていました」
と言った方が相手は商品の良さや魅力を感じ取りやすくなる。
・”かわいい奴”と思わせる言葉術
- 飲み会で帰りたい時
×「明日早いので今夜はもう帰ります」
○「今日は本当にありがとうございました。楽しかったです。またいろいろお話聞かせてください。それでは!」
・構成は「結・承・転・提」
- 短い文書は「結・提」
・漢字を必要以上に増やさない。
⇒意味がとりやすくなるように工夫する
- 「資料を下さい」、「英語を教えてください」
- 「上司の指示に従う」、「したがって、終了とします」
- 「受付は会場で致します」、「失礼いたします」
- 「国家主権の及ぶ範囲」、「国内および国外の各社」
- 「事と次第によっては」、「変更することがある」
・間違った言い回しに気をつける
- ×ご一緒します
○お供します
- ×お申し出ください
○お申し付けください
- ×お休みさせてください
○休ませていただきたいのですが
・自分で文章力を磨くための工夫(板野博行氏)
- できあがった文章に何かが欠けていると考えて、一言足してみる。
例えば以下の観点で。
- 読み手が不快に感じる
- 空気が読めていない
- 伝わらない
- 誤解を招く
- 内容が欠けている
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@remore is a software engineer, weekend contrabassist, and occasional public speaker. Read more