アジャイルサムライが異常に読みやすい件
2011/07/15
発売前から著名な方々から好評を博していて、読書会も既に企画されてる話題の「アジャイルサムライ」だけど、読みやすさがとんでもないことになってるのでお知らせしておくよ。
ポイント1・・・図・表・コード・挿絵の挿入率が95%
明日から書店にも並ぶので、ぜひ本を手にとってパラパラめくってみてほしいです。2p-287pまでの見開きページ中、図・表・コード・挿絵が挿入されていない見開きがわずか3見開きページのみ。読み手を飽きさせない原著者Jonathanの配慮に、ぜひ胸を熱くしてください。
ポイント2・・・4ページに1回の割合で出てくる訳注
本文2p~287pの中に訳注の数が70個記されていて(@remore調べ)、4ページに1回は訳注が見つかる計算になります。@kakutaniと@nawotoや訳者のお二人が力強く読み手の理解をサポートしてくれます。
普通の本だと、訳注には出典や情報のソースが記されているだけということが多いけど、アジャイルサムライの訳注はそれにとどまらずに、監訳者たちがよく使うモックフレームワークの紹介(p241)とか、2011年6月現在のTDDを学ぶためのオススメ本について一言書いてあったり(p270)などなど、本書を読み解く手助けに留まらずに、そのあと羽ばたけるところまでのサポートまで考えて作られている本です。
読まない理由が見つからない
ソフトウェア開発をする側の人、開発成果物を受け取る顧客の側の人、その他全てのソフトウェア開発に携わる人に一読してほしい本になってます。アジャイル開発にあまり馴染みのない方がこの本を読むと、アジャイルソフトウェア開発宣言に書かれている内容がどういう意味や意義を持っているのか、その深さをうかがい知ることになるはずです。
ちゃんとした書評は、ちゃんとした人たちのレビューを読んでみてください(@kakutaniさんの書評、@nawotoさんの書評、@ryuzeeさんの書評、@kaorun55さんの書評)。勢いづいてamazonで今すぐ買ってもおk(※アフィリエイトリンクじゃないです。念のため)
参考までに、目次も載せておきますね。
目次 日本の読者の皆さんへ 謝辞 お目にかかれて光栄です 第I部「アジャイル」入門 第1章 ざっくりわかるアジャイル開発 第2章 アジャイルチームのご紹介 第II部 アジャイルな方向づけ 第3章 みんなをバスに乗せる 第4章 全体像を捉える 第5章 具現化させる 第III部 アジャイルな計画づくり 第6章 ユーザーストーリーを集める 第7章 見積り:当てずっぽうの奥義 第8章 アジャイルな計画づくり:現実と向きあう 第IV部 アジャイルなプロジェクト運営 第9章 イテレーションの運営: 実現させる 第10章 アジャイルな意思疎通の作戦 第11章 現場の状況を目に見えるようにする 第V部 アジャイルなプログラミング 第12章 ユニットテスト:動くことがわかる 第13章 リファクタリング:技術的負債の返済 第14章 テスト駆動開発 第15章 継続的インテグレーション:リリースに備える 第VI部 付録 付録A アジャイルソフトウェア開発の原則 付録B オンラインリソース 付録C 参考資料 監訳者あとがき 索引 著者・監訳者・訳者について
about me
@remore is a software engineer, weekend contrabassist, and occasional public speaker. Read more